多肉植物や家の中で育てるハーブ、家庭菜園の種まきなどをするときに誰もが一度は悩んだことがあるであろう徒長について考えてみました。
徒長とは
100円ショップやホームセンターなど、植物の管理を本業としていないお店で多肉植物やサボテンが長く上に伸びてしまって、ムチムチ感が無くなっていたり、本来の形から崩れてしまっていたりするのを見ませんか?
虫がつくのが嫌でハーブや野菜を屋内で育てると、外で育てるよりもヒョロヒョロになることもあります。家庭菜園のために種から苗を作ろうと思って家の中で管理して、発芽してから植え付けまでの間に徒長してしまうこともあるでしょう。
または、綺麗な状態で買って帰っても、家の中の日の当たらない場所に置いておいたら、全然違う姿になってしまう場合もあると思います。水やりをせずに枯らしてしまったのとは違います。
日の当たらない場所で水やりだけはちゃんとしている場合、植物は光を求めて上に伸びていきます。家の中で育てていて、出来るだけ日当たりが良い場所を選んでいたとしても、その植物にとって必要な光の量に満たなければ同じようになります。
つまり「徒長(とちょう)」とは、植物が光不足や栄養バランスの崩れ、過剰な湿度、温度の影響などにより、異常に長く伸びてしまう現象のことです。
徒長した植物は、通常、茎が細長く弱々しく、葉の間隔が広がり、葉の色が薄くなることが特徴です。この状態は、植物にとって健康的ではありません。
植物は本来屋外で育つもので、屋内の日があたらない場所が本来の居場所である植物はありません。そのため必要とする光の量は植物ごとに異なりますが、まったく必要のない植物はありません。
例として、砂漠に育つ植物はカンカン照りの太陽の下で多くの光を浴びますが、熱帯雨林の鬱蒼とした森の中で育つ植物は木の間から差し込む光を受けるので直射日光は当たらないでしょう。
このようにもともと生まれた環境が異なるので、その植物に合った環境を作ってあげることが重要です。
もともとの居場所と同じような環境を作るには、上にあげた光の当たる量だけでなく、水の量や栄養分、温度などいろいろな項目を組み合わせて考えなければなりません。
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徒長した植物の特徴
- 茎が細長い:徒長した植物の茎は、通常よりも細く、長く、柔らかくなります。これは植物が光を求めて伸びているためです。
- 葉の間隔が広がる:徒長した植物は、葉の間隔(節間)が通常より広がります。葉が薄く、小さくなり、元気がなくなることもあります。
- 色が薄い:十分な光が得られないため、葉の色が薄く、黄色くなることがあります。
- 全体的に弱々しい:徒長した植物は構造が弱く、風や触れるだけで倒れやすくなります。
徒長が起こる原因
- 光不足
- 最も一般的な原因です。植物は光合成によってエネルギーを得ますが、光が不足すると植物は光を求めて茎を長く伸ばそうとします。この時、茎が細長くなり、葉の間隔が広がります。特に室内で育てている植物や冬の季節、日照時間が短い時期に発生しやすいです。
- 高温や温度差
- 温度が高すぎる場合や急激な温度変化があると、植物が成長を早めることがありますが、その結果、茎が伸び過ぎて徒長することがあります。特に夏の暑い時期や温室で過剰な温度管理が行われている場合に見られます。
- 栄養過多
- 特に窒素分が多すぎる肥料を与えると、植物は勢いよく成長しすぎて茎や葉が異常に伸び、徒長を引き起こすことがあります。
- 水分過多
- 余分な水分を与えすぎることも徒長の原因になります。根が水分を過剰に吸収してしまい、植物は生育を早めるために異常に茎を伸ばすことがあります。
- 適切な環境での管理不足
- 特定の植物に合った環境(温度、湿度、風通しなど)が整っていない場合も徒長を引き起こします。特に植物の置き場所や水やり、肥料管理に注意が必要です。
徒長を防ぐ方法
- 十分な光を確保する
- 植物には適切な光が必要です。日当たりの良い場所に置くことが大切です。特に室内で育てている場合は、直射日光が当たる場所や、光を十分に受ける場所に移動することが重要です。また、場合によっては人工の植物用ライトを使用して補助的に光を与えるのも効果的です。
- 温度管理をする
- 温度が高すぎると徒長の原因になります。植物ごとの適正な温度帯を守り、特に夏場の高温には
- 肥料の適正管理
- 肥料を過剰に与えると徒長の原因になります。特に窒素成分が多すぎる肥料は、植物の成長を促進しすぎて徒長を引き起こします。適切な量を与えることが大切です。
- 水やりの管理
- 水分過多も徒長の原因になるため、植物に必要な水分量を守り、適切なタイミングで水を与えることが大切です。過剰な水やりを避け、土が乾いたら水をやるようにしましょう。
- 風通しを良くする
- 植物が適切な空気循環を持つ環境で育つことが重要です。風通しの良い場所に置き、湿気が溜まりにくい環境を整えることが大切です。
徒長した植物の対処法
- 剪定(せんてい):徒長した茎や枝を切り取ることで、植物の成長を正常な方向に戻すことができます。剪定後は新しい芽が出て、コンパクトに成長しやすくなります。
- 環境の調整:光や温度、湿度などを見直し、植物が最適な環境で育つようにすることが大切です。特に光不足の場合は、場所を変えるか、人工光を利用することで改善できます。
- 根の管理:場合によっては、鉢を一回り大きくすることで根の成長を促進させ、徒長を改善することができます。
まとめ
徒長は植物が光や温度、栄養不足などの環境ストレスに反応して起こる現象です。十分な光、適切な温度管理、肥料の適量、そして水やりの管理をしっかり行うことで、徒長を防ぐことができます。
室内での植物栽培には、植物育成のためのLEDライトをしようするのも良いでしょう。
近年の日本の夏は異常に暑いので、高温多湿の日本の夏に耐えられる植物も多くはなく、室内や日陰に避難させることもあるでしょう。
日当たりの悪い場所に避難させる場合は、水やりを減らしたり人口のライトを設置したりするなどの対策をしてなるべく徒長させないよう努力し、
もし徒長してしまった場合でも剪定などの適切なケアを行うことで元気な植物に育て直すことはできるので、あまり恐れすぎずに植物ライフを楽しみましょう!
徒長してしまった多肉植物をいかに立て直せるかっていう挑戦も、今後やってみたいと思います!!

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