多肉植物を増やす方法として、挿し穂を作って根を出す方法と葉挿し、株分け、実生(みしょう)などがあります。
多肉を増やす方法は?
寄せ植えをしたい場合はこのやり方がおすすめです
いちばん簡単なのは挿し穂で増やす方法で、先端を切り取って下の方の葉を落として切断面を乾かしながら置いておくと、根っこが出てくるのでそれを土に植える。切り取られた株の方からも新しい芽が出てくるので、それだけでほとんどの場合は簡単に2株に増えます。
葉挿しってなに?

元気な葉っぱを綺麗に茎から外して置いておくと、葉っぱから根っこと新しい小さい芽が出てくるので、それを土に植えて(乗せておくくらいでOK)、お水をあげて育てると大きくなり新しい個体が誕生します。これが葉挿しです。
実際に私も挑戦しているので、良かったらそちらのページもご覧ください。

株分けは、親株の下の方から子株が作られて大きくなってくるので、その子株を親株から切り離す作業をすること。切り離さなくてもいいけれど、親株の形が崩れてしまうので、きれいな形を楽しみたい人は株分けをするのがおすすめです。
以上の増殖方法はクローンを生み出すことで増やす方法なので、DNAは同じものになります。DNAが異なる個体を生み出すには、花を咲かせて交配し、種を採る必要があります。
実生というのが、花を咲かせて種を採り、その種から新しい株を育てるものです。用語として正しくは、種から芽が出た状態のことのようですが、実生苗と書かれて売られていたら、種から育てた苗ということになります。
種から芽を出した新しい個体は、クローンではなく親子の関係になります。
種を取りたい!多肉植物は自家受粉できるのか?
一部の多肉植物は自家受粉ができますが、交配をしないと受粉しない種類が多いようです。自家不和合性という自分の花粉では受粉せず、別の個体からの花粉のみで受粉する性質です。
変化する環境にあわせて生き残っていくためには、そのままの性質(クローン)ではいけないということなのかな。
そして受粉すると、花が終わった後に実ができ、実の中に種ができます。
ただ、花を咲かせておいても多肉植物は小さいお花なので虫さんは派手なお花の方に行ってしまうみたいです。
我が家には派手なお花が多くて虫さん任せでは受粉は難しそうなので私の手で花粉を運びたいと思います!

※花を咲かせて種を採ろうと思うと、植物が体力を消耗してしまうので、株が小さいうちは花芽は切り取って株を強く大きくするのを優先させた方が良いです。株が強ければ強いほど、質の良い種を採れそうな気がします。
まずは、エケベリアならエケベリア同士、ハオルチアならハオルチア同士、グラプトペダルムならグラプトペダルム同士、のように同じ属同士で交配してみようと思っています🌵
樹氷がセダム×エケベリアの交配でセデべリアとなっているように違う属との交配も出来るようですが、受粉率、発芽率が下がるので難しい挑戦になるようです。

交配してみる(エケベリア編)
エケベリアは品種によっては自家受粉できるものもあるようですが、複数品種育てて交配したほうが確実なようです。好きな品種同士を掛け合わせて、さらに好みな個体を生み出せるなんて夢みたいなお話!挑戦します。
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エケベリアはあまり持っていないのですが、花芽付きのエケベリアが2つあるので、初めてはこの2つで交配してみようと思います🌸
品種名が書いていなかったので、正確にはわかりません。

多肉ちゃんのお花は色もとっても可愛いし、下向きで控えめなのに欲張りにたくさん咲く感じがなんともたまらんです。
2025/3/27 開花
2月上旬くらいに花芽付きで購入してようやく咲き始めました。

右のほうはピンクのお花かと思いきや、中はどちらも黄色でした。
咲きたては雄しべから花粉が出てきていないだろうし、雌しべでも受粉態勢が整っていないだろうと思うので、雌しべから蜜が垂れてくるのを待ちたいと思います!👍🏻
2025/4/7~ 都度交配していく
花びらが開くころには雄しべの先で花粉がフワフワ出来ているのですが、雌しべの方はまだまだ準備が出来ていないようで、そのタイミングでは受粉が出来ない!!! 雌しべから蜜が出てくるのは咲いてから数日後でした。
自家受粉しないように、花粉が出来るタイミングと雌しべの蜜が出てくるタイミングが違うのかな?
花びらに雄しべがくっついていて花びらだけ取るのは難しそうです。自然に花びらが開き始めたものから花びらを取って、
すでに蜜が出ている雌しべがあればその雌しべの先に花粉をこすりつける。蜜が出ていないと花粉がくっつきませんでした。
1つの花芽からたくさんの花が順番に咲いていくので、毎日観察すれば、蜜が出てきたタイミングで咲き始めた花から花粉をとってくっ付けるっていうのが出来そうです。一回でやろうとすると、失敗しそうな感じです。
今のところ、ピンクのお花の方がしっかり花粉をくっつけることが出来たような見た目です。

先端が蜜と花粉がまじりあって固まったような感じになりました。

黄色いお花の方は、蜜が出ているのを確認して花粉をつけているけれど、花粉が付きづらいような感じ。
あと、ピンクのお花より黄色いお花の方が花粉が多い感じもしています。黄色いお花の方にあまり花粉が付かないのはピンクのお花の花粉が少ないからかな。
咲き始めの花びらを取り払ったときは白かった部分の色が段々濃くなっていて、これが成功なのか失敗なのかはまだわかりませんが、とりあえず2025/4/14までに5個ずつくらいは交配作業が出来たので、様子を見守りたいと思います!
2025/4/30 受粉は成功している?!??
毎朝毎朝確認して、蜜が出ていて受粉しやすそうになっているものがあれば花粉をくっつけてっていうのを繰り返す日々を過ごしていますが、現状はこんな感じになりました。

人工受粉をしたものから上を向いていき、雌しべは開いてきたものと閉じたままのものとあって、何が正解かは謎のままです。
そんななか一つ下を向いたまま枯れたので、ということは、上を向いている他は受粉したのかな?という感じです。
追記:受粉させた後、雌しべ(鞘)が開いていくものと、閉じたままのものがあって、どちらも種は入っていたのですが、開いていたものは弾けるのが早いのでよく観察したほうが良さそうです。
2025/5/8 種取り&種まき
鞘が開いてしまい種がこぼれ始めているものを見つけたので、その近くでカラカラになっていたものと一緒に採取しました。

鞘が開いているものがあるので、少しこぼれています。
2種類のエケベリアから慌てて取ったので混ざってしまいましたが、これもご愛嬌ということで。
私は研究者じゃありませんので、コンタミは気にしません!
最近、三浦しをんさんの『愛なき世界』という本を読んでコンタミ(混入)という言葉を覚えました👍🏻
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取った鞘からはたくさんの種が取れました。赤茶色でしたが、もっと黒くなるのを待たなければいけないとかあるのかな?

1㎜あるかどうか見たいな細かさで、何粒あるのだろう??というくらい大量です。
追記:拡大して写真を撮ってみると、黒く膨らんでいるようなものと、ペラペラな赤茶色のものがありました。
下に出てくる写真は拡大した種子の写真ですが、集合体恐怖症的な方はサッと飛ばしてください。
虫にみえないこともないです(笑)

到底手作業で選別できるような大きさではないので、まとめて播いてしまうしかない。
多肉植物の種は、取ったらすぐに蒔くのが良いそうなので、すぐに蒔きました。
卵のパックを半分にして、底に穴をたくさん開けてバーミキュライトを入れ、底から水を吸収してもらうように腰水にしました。

満遍なく種をパラパラしたつもりでしたが、結構固まってしまったかもしれません。
左上の1枠だけはハオルチアの種を2粒蒔き、それ以外は全てエケベリアの種を蒔きました。
発芽率が分からないので、この1つの卵パックに取った分全て蒔きましたが、もっと分けたほうが良かったかな?という感じでした。
まだまだ種が出来ていそうな鞘は花芽に残っているので、開く直前くらいに採取してどんどん蒔いていこうと思います!
2025/5/15 発芽しました
種まきからちょうど1週間で3つ発芽しました!!!1日目の種まきの翌日にも種まきをしましたが、そっちからまだ1つも発芽していません。

調べてみるとどのサイトにも大体1週間くらいで発芽すると書いてあるので、あと数日以内でどれくらい発芽するかはわかりそうです。
この芽のこれ以降の記録は別ページに書いていこうと思いますので、お付き合いいただけると嬉しいです!
交配してみる(ハオルチア編)
ハオルチアはほとんど自家受粉が出来ないそうなので、交配したい方は複数品種育てる必要があります。
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オブツーサとプラニフォーリアから花芽が出ているので、交配しようと思って開花待ちです🌸

オブツーサの花芽に合わせて、同じくらい花芽が上がっているプラニフォーリアを買ってきて、隣同士で育てているので、開花のタイミングは同じくらいになるだろうと予想しております。
数日後、遂に開花しました!

2つとも同じお花が咲きました。オブツーサの方の花びらの線の方がプラニフォーリアの花びらと比べると若干緑寄りな感じ。葉っぱの色も、オブツーサは濃い緑、プラニフォーリアは黄緑と違うから個体が持つ色の違いなのかな?
2025/4/1 人工授粉
オブツーサの花芽1本とプラニフォーリアの花芽2本にそれぞれ2~3つずつお花が咲いたので、人工授粉を試みました!
プラニフォーリアからはもう1本花芽が出ているのですが、あまりにも負担をかけてしまう気がするのでそれは切っておこうと思います。
親となるのはこの2つです。

花びらと花粉が付いている雄しべを取り除き、雌しべをむき出しにしました。花びらを取るときに、途中で破れてしまうのですが、ネバネバした液体が出てきました。
雌しべはかなりしっかり守られているので、丁寧に花びらと雄しべを取ってからやらないと受粉はかなり難しいんじゃないかな??と思いました。
そして、お互いの雄しべの花粉を雌しべに擦りつけます。
咲きたてのお花は、花粉がまだ雄しべの袋の中にはいったままで使えませんでした。花粉が出てきてフワフワして見えるものだけが使うことが出来るものです。
人工授粉の作業は、咲いてから数日経ってから行う必要があります。咲いてすぐは花粉がありません!
作業後はわかりづらいですが、写真のような感じになっています。

花びらを綺麗に取り除けなかったのですが、まぁ大丈夫そう。
このむき出しになった雌しべが膨らんでくれば、受粉成功。
下から順番に咲いていくので作業出来たのは花芽の下の2つ3つです。上の方にはつぼみが残っているので、タイミングが合えば、残りの蕾も人工授粉やってみます!
2025/4/14 膨らんできた!!!
4/1に初めての人工授粉をして、その後順番に咲いていくので、もう1回作業をしたのですが、
ほとんどは数日以内にカラカラに干からびてしまって撃沈。
そのなかでも、オブツーサの花芽に1つだけ!!!

1つだけ膨らんできています。成功の予感??
プラニフォーリアの方は、おそらく全滅です🥲種を取るのがこんなに難しいだなんて。
2025/4/30 種が取れた
膨らんできた!と思ってから、さらに膨らむこともそんなになく、花芽が枯れてきて、
よーく見てみたら鞘の上の方が開いていて、このままだと種が落っこちてわからなくなってしまいそうだったので取り出してみました。

2粒!ダークグリーン。
鞘は3つに分かれていたから3つ種が入っていたのに落ちてしまったのか、鞘の膨らみが歪だったから1つは種が出来なかったのか、どっちかはわかりませんが2粒の種が取れました。

2つ取れたけれど、1つはペタンコなので芽が出なさそうな予感です。
2株のハオルチアで交配実験をして、お花はたくさん咲いたのに、種は2つ。もっと毎日毎日こまめに観察して丁寧に交配しないと駄目だったんだなぁと反省です。
多肉植物の種は、取れたらすぐ蒔くのが良いようなので、土を買ってきて蒔いてみます。
2025/5/8 種まきしました
エケベリアの種もとれたので、まとめて種まきしました。
オブツーサから取れた種は大きい2粒、対してエケベリアの種は極小の、砂より小さい大量の種。

芽が出るように祈ります。
2025/5/13 な、な、なんと!発根しました!!!!
種まきから5日で、根っこが出てきていました!!!歓喜。大歓喜。
はじめての交配・種とりが大成功していた!!!!!!!!

ここからうまくいくかどうかは、別ページで記録を残していこうと思っておりますので、そちらもご覧いただけたら嬉しいです👍🏻

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